- 2025.03.21
- イベント
【レポート】第2回JEPLAN様工場見学(ロングライフ・カレッジ)
先日(3月13日)、生活者が気軽に”持続可能な社会づくり”について学べる『ロングライフ・カレッジ』の一環として、当団体主催の「第4回シンポジウム」基調講演にご登壇いただいた、株式会社JEPLAN 取締役執行役員会長 岩元美智彦氏のグループ会社(ペットリファインテクノロジー株式会社様)のペットボトルのケミカルリサイクル工場見学の2回目を実施いたしました。
●『第2回 JEPLAN様工場見学』開催概要はこちら
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【特別講演・岩元美智彦氏】
『みんな参加型の循環型社会 -リサイクルは世界平和- -リサイクルで障害者就労支援-』をテーマに、最新の事例を踏まえてお話いただきました。
JEPLAN様のペットボトルケミカルリサイクルは日本の唯一の技術ですが、リサイクルが目的はなく、”地球環境と平和”の社会をつくることを目標として、循環型社会の仕組みづくりに取り組まれています。
私たちの資源は大きく地下資源と地上資源に分けられ、このリサイクル技術があることで、地上資源を使用した製品を買えば買うほど、経済はまわり(経済によし)・CO2削減(環境によし)・戦争やテロを無くす(平和によし)ことができると、地球目線での”三方よし”が成立し、結果「経済と環境と平和が並立する」になります。
循環型社会の主役は「みんな」であり、みんな参加型になるためには、”わくわく・ドキドキ”が必要だと岩元様はおっしゃいます。私たち消費者の行動が「買う、使う、捨てる」から「リサイクル、買う、使う」に変わることで循環型社会が進んでいきます。
JEPLAN様が運営している「BRING」は古着を回収し、服から服をつくるサーキュラーエコノミーを実現するブランドで、洋服の回収BOX設置が増えたり、他にもBRINGユニフォーム、学生服や体操服の循環型社会プロジェクトとして、自治体との連携も開始されたそうです。
また、新たにリサイクル分別に環境型障害者支援でA型・B型事業者と連携することで、SDGsが目指す”誰一人取り残さない社会づくり”の実現に向けて取り組んでいます。
【工場見学】
全国から回収した使用済みペットボトルを洗浄し、ペットボトル本体を粉砕されたフレークが山のように貯蔵されている場所や、工場内を移動しながら、PRTケミカルリサイクルの方法を説明いただきました。残念ながら、化学的な技術を用いた工程は、実際に見学することは出来ませんでしたが、滅多に見ることができない工場の光景に圧倒されました。
岩元様は私たちをワクワクさせくれるお話ばかりで、全員で楽しみながら学ぶことが出来ました。そして、一人ひとりが自分ごととして行動するための気づきがあったかと思います。”ひとりの100歩より、みんなの1歩”。正しいを楽しく学び、行動していきましょう。
この度は、ご多忙の中、講演いただいた岩元様、そして対応いただいたスタッフの皆さまに感謝申し上げます。
最後に、ご参加いただいた皆さまの声を一部ピックアップしてご紹介します。
■参加者さまのご感想(アンケートの一部抜粋)
【全体の感想】
●楽しく元気にお話しされる岩元会長の姿に引き込まれて、工場見学の時間も含めてあっという間に感じました。短時間でギュッと凝縮された濃い見学会でした。
●自社が儲かるためだけでなく地球を守るために本気でやっていることが伝わった。
●循環型社会実現に向けてワクワクした気持ちになりました。
●ケミカルリサイクルと聞くと理系なイメージで難しい仕組みだと思ったが、仕組みの説明で学びが沢山あった。
【“みんな参加型の循環型社会”にするために、なにができると思いますか?】
●まずは自分が楽しく参加すること。そして楽しくを実現するための発信をしたり、仕組みを作ること。仲間もひとりずつ増やしていきたい。
●広めること。手元にある資料をゴミにせず、循環の輪の中に入れること。
●服はゴミに出さず回収ボックスに入れる。
●面白いアイデアを考えて岩元会長にご相談する。
●今回の学びを多くの人に伝える!
● 2024年3月開催『第1回JEPLAN様工場見学』 レポートはこちら