2024.07.19
イベント

【レポート】第3回石坂産業様見学会(ロングライフ・カレッジ)

生活者が気軽に”持続可能な社会づくり”について学べるロングライフ・カレッジの一環として、毎年ご好評いただいている「第3回 石坂産業様見学会」を7月11日に開催いたしました。

埼玉県三芳町にある石坂産業株式会社様(以下 石坂産業様)は、廃棄物の98%を再資源化する産業廃棄物中間処理業者。大量生産・大量消費社会から循環型社会を構築するため「Zero Waste Design」をビジョンに掲げている会社です。
今回も全国(遠くて北海道、岡山県)からご参加いただき総勢26名の見学会となりました。
まずは、当団体 代表 清水より主旨説明では見学会にあたり、「知ることで関心を持ち、行動が変わる」「1人の100歩より、100人の1歩」などのお話をさせていただきました。
次にオリエンテーションでは、石坂産業様より社会課題や現状、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)、事業の取り組みについて等の説明をいただき、いよいよ工場見学へ。
2グループに分かれて工場見学と里山を体験し、自社農園栽培野菜を使用したお弁当の昼食後は、質疑応答、最後に6グループに分かれて「気づき・感動」と「次なる行動(アウトプット)」を共有し合い、その結果を発表していただくというロングライフ・ラボ オリジナルの構成で見学会を行いました。


グループワークでは、石坂産業様の想いと取り組みに感動や衝撃を受けた皆さん、ほとんどが初対面にも関わらず、活発に意見や想いが飛び交う姿は大変熱量があり、それぞれが”自分ごと”に捉えて行動していこうという気持ちがひしひしと伝わってきました。
グループワーク後、各グループからの”次なる行動”の発表では、「学んだことを人に伝えます」「家庭や職場で教育する」「建築現場でゴミを分別する」など、素晴らしい共有がありました。
その中でも「僕らのグループでは、今からゴミという言葉は使いません。これからゴミは資源と言います!」という発表がとても印象的でした。

―『混ぜればゴミ、分ければ資源』
今回も皆さまに多くの気づきをご提供することができました。
また、石坂産業様から学んだことのひとつとして「動脈型産業(製造設計など製品を生み出す)」と「静脈型産業(産業廃棄物処理など)」という言葉を教えていただきました。
地球上の資源は限られたものであり、このままでは枯渇してしまいます。そして、日本のゴミの最終処分場にも限りがあり、それは残り十数年とも言われています。双方の背景を知りることで資源循環を意識した取り組みを進めることが重要だと感じました。
アテンドいただきました石坂産業様のスタッフの皆さま、見学会に参加いただきました皆さまに感謝いたします。
これからも魅力ある勉強会で皆さんに「気づき」と「行動のきっかけ」をご提供し続けます!

【過去の見学会レポートはこちら】
○LLLスタッフによる石坂産業様 見学レポートはこちら
○第1回見学会レポートはこちら
○第2回見学会レポートはこちら

【参加者様の声・感想・行動すること】*アンケートより

\参加者様からのステキな気づきと感想を共有いたします/
「ゴミ」をゴミにしない資源として扱う、100%資源循環を目指す。
普段気づいていないことに気づけてよかった。明日からはゴミと呼ばず資源という。参加者の方の現場の現場の違いを聞くことができた。
工場で手で仕分けされているのを見て衝撃を受けました。ゴミ(資源)の意識が変わりました。
分ける手間と時間の大きさがわかったので、現場で使うものと検討することと分別に力を入れていきたいです。「知らない」ということが一番よくないと思うので、今日学んだことを事実として発信していきたいです。
実際に手で仕分けされているのを見て衝撃を受けました。ゴミは資源を意識して、これから考え方を改めたいと思いました。
知らない現実を拝見させていただきました。誰かが何気なく捨てたゴミの分別を石坂産業のような会社がしっかり分別を手作業で行い、社会の問題解決を担っていることを、しみじみ感じ、個人としての意識も高くないといけないと思いました。建築業にいる自身として、もっと声を上げて、分別やゴミを出さない商材を売ることをしていこうと思います。
衝撃だらけで、これは他の人にも共有しなければと強く思った。様々な会社と交流ができ、色々な報告からの意見や、明日からこんなことができると刺激の多い1日になりました。
今までの自分の「当たり前」がガラっと変わるような体験ができました。
意識の変わる日でした。分別すれば資源で、次の世代に残していけるのが印象的でした。地球の限られた資源と再生できる資源これをどう伝えられるか?行動していきたいと思います。
無知は罪ですね。こういった取り組みを各地域に広げるのが建築業の役目だと感じました。
社員ひとり一人が共通のビジョンを持ち、働いている姿を見て感動しました。工場見学もとても参考になり、改めてゴミ(資源)について考えるきっかけとなりました。
石坂産業様の社員一人一人の働いている姿がキラキラしていました。共通のビジョンを持ち、会社全体でひとつの目標に向かう姿がとても参考になりました。

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